弊社の自動走行歩行車『ロボスネイルOVER』が2021年度新あいち創造研究補助金の対象製品として採択され、定例知事記者会見にて、大村知事より製品の紹介をして頂きました。
▼2021年5月31日の定例知事記者会見の様子 提供元:愛知県
自動走行歩行車『ロボスネイルOVER』は、リハビリ期の方や歩行が困難なご高齢の方が手すりのない場所でも自力で歩くことができるようにサポートする歩行車です。
昨今、コロナ渦の状況が続く中で、医療介護従事者の負担が益々大きくなっています。
利用者側も誰かに介助をしてもらわなければ、排泄や移動などの日常生活が難しく、心身ともに大きな負担を強いられていました。
特にリハビリ期の方や自力での歩行が困難なご高齢の方にとって、排泄のためにトイレへ移動する際、人の手を借りないと移動が困難であることが大きな負担となっていました。このような問題意識の元、ものづくりメーカーの原点に立ち返り、ESG経営の一環として地域社会への貢献を果たすべく、国立研究開発法人 国立長寿医療研究センターとの共同研究のもと、自動走行歩行車『ロボスネイルOVER』を開発しました。
▼自動走行歩行車『ロボスネイルOVER』
弊社の歩行車の大きな特長は、トイレの直上まで歩行車ごと移動ができる点です。これにより、利用者の方がトイレへの移動や排泄を自力で行うことができるようになりました。
また、遠隔からスマートフォンで呼び出すとベットサイドの利用者の元へ自動で迎えにいく自動走行機能や転倒の動きを察知して自動で停止する転倒予防機能、そして狭い場所でもスムーズに移動できるよう前後どちらの向きでも歩行車として利用ができる工夫など、痒い所に手が届く製品となっています。
▼トイレの直上まで歩行車ごと移動する様子
本製品によって、歩行に不自由な思いをされている方が自力で歩行できる機会を増やし、
私生活の充実を測ること、そして医療介護現場の負担を軽減することを目指しています。
今後、愛知県の協力のもと、さらなる改良を加え、医療介護従事者及び利用者の方にとってより便利で快適な製品にしていく所存です。
弊社、自動走行歩行車『ロボスネイルOVER』の動向をぜひ見守って頂ければ幸いです。
2021年7月 リョーエイ株式会社
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